1日目: 初の日系航空会社でNYへ
これまでの海外旅行は、仕事とプライベートの別を問わず、全て外国の航空会社利用だったけど、今回初めて日系航空会社 (JAL) を利用して出張です。さて、何がどう違うのか?
という訳で、質が良いのは明らかです。ただし、今回は複数の航空会社を比較した結果、たまたまJALが最安値だったから選んだだけで、もし何万円も高かったら、選択肢からは外れるだろうな…という程度の差でした。
1回目の機内食を食べて寝た直後、なんと腕時計のバンドが外れてしまう事件発生…。果たして無事に戻れるのだろうか、いきなりの出鼻くじかれイベントに戦々恐々。
レンタカーでGO!
12時間のフライト後、JFKに到着、5年ぶりくらいの左ルンドル車運転。みんな全然制限速度を守ってなくて恐いよー。初の有料フリーウェイ(よく考えたら「フリー」じゃないな)もクリアして、職場へ。昼食を食べてビジターオフィスで少々仕事をしてからホテルへ。
2日目はミーティングの連続
朝から3つのミーティングをハシゴ。内容は機密なので非公開。
3日目は大舞台
この日は出張の主目的たる発表。実は日本にいたとき想像していたものより出席者の格が高くて ドキドキ…。前夜ようやくそれに気づいたので、何時間かかけて、結構入念にリハーサル。おかげで詰まったりすることなく無事発表は終了。直後に中国研究所の所長さんから話し掛けられた。興味を持ってもらえたみたいだ、これは嬉しい。
4日目、最後のミーティングとNYC観光
この日は朝から最後のミーティングに出て、主な業務は終了。午後はちょいとニューヨーク中心部 (NYC) 見物へ。ここで同僚の皆さんに twitter で「駅まではどうやって行くのが最善ですか?」と聞いたら、
- 治安が良くないから車で行くべし
- 車で行くと駐車場が特集で面倒だ、歩けばよい
という、どちらももっともな意見が。うーんと迷って、ホテルのフロントの人に聞いてみたところ、「車ぁ~、ナイナイ。歩きかタクシーよ」と言われたので、結局「行きは徒歩、帰りはタクシー」という手段にした。
宿泊しているニューヨーク州ホワイトプレインズ市からニューヨーク市までは、急行で約30分。しかしその鉄路は、もうずーっと雑木林が続いて、最後の15分くらいだけ都会…という状態。到着するグランドセントラル駅は東京で言うと上野駅や東京駅に相当する巨大ターミナルなので、所要時間で言えばホワイトプレインズは戸塚くらいに相当するはずだけど、信じられないくらいの田舎っぷり。
ところが、地下駅のグランドセントラル駅を出ると、そこは大都会のど真ん中。ちょっと歩くとあの5番街。ロックフェラーセンターはクリスマスイルミネーションに彩られ、道ゆく人々は笑顔を振りまきながら歩を進めている…けど俺はいまひとりだー。
NYCでの最大のヒットは MoMA で、ここでほとんどすべての時間を使ってしまった。もともと文房具とか建築とかを見るのが目的で、「絵はオマケだな」くらいに思って行ったものの、存外に絵もよくて、全フロアをじっくりと見ることに。驚くべきことに MoMA は常設展示の撮影が自由(ただしフラッシュは不可)なので、バンバン写真を撮って、帰ってきてから妻に見せることができた。
MoMA から出たときには、NYCはすっかり闇の中。ロックフェラーセンターに再度立ち寄ってきれいなツリーをパチリと取った後、電車に乗ってホワイトプレインズへ帰還。なぜか駅前のタクシーは乗り合いが普通で、自分の乗ったタクシーも客二人が乗って駅を出た。その後、自分のボス(上司の上司の上司に当たる)と経産省から Watson Research に出向している方と夕食をご一緒させてもらい、大変興味深い話をいくつも聞くことができた。
結局、無事に帰宅できたので、切れた腕時計のバンドは身代わりだった…ということにしよう。