【文房具レビュー】コクヨ 針なしステープラー(2穴タイプ) SLN-MSP110

文房具レビューのシリーズをはじめんとぞ思ふ。今日レビューする針なしステープラーは、「10枚穿孔可能」「ファイリング用の2穴パンチも同時に穿孔」という、かなり凝ったブツであります。

だいたい2-3枚くらいしか穿孔できない針なしステープラー業界(?)にあって、10枚穿孔というのはかなり珍しいものです。しかし、2-3枚というのは現実の書類としては少なすぎるので、10枚というのは「やっとまともに使えそうな針なしステープラーが出てきた」とも解釈できます。

というわけで、さっそく筐体を見てみます。

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はい、でかいです。比較用にマウス(Logicool VX Nano)と万年筆(パイロットキャップレス絣)を並べてみましたが、比較になってません。左上のThinkPadX200です。

ではさっそく穴空けしてみます。10枚やってみましたが、するっとハンドルが降りて、戻りました。 ではまず、表面の様子です。ものすごく凝った作業が行われていることがわかります。

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続いて裏面です。

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表裏を並べると、何が起こっているのかがわかります。すなわち、穴になる部分の紙をカットして折り返し、別に空けた細いスリットに、その紙を差し込んで表側に返しているわけです。この作業を「ハンドルをおろして戻す」という操作だけで行っているのですから、かなり凝った造作になっていることが改めてわかります。

ちょっとやそっとではバラバラになりそうもないし、穴が一気にあくのは便利です。ホチキスを使った場合と比べて、背側の余白が大きめに必要となることだけが欠点でしょうか。また、価格が5000円弱なので、物好きじゃない人にとっては高すぎるでしょう。更にあえて付け加えるとすると、私の勤務先ではなぜか2穴ではなく3穴ファイルが使われているので、それには対応してない…というのがマイナー過ぎる欠点です(どうも3穴ファイルはUSのレターサイズではメジャーなファイルらしい)。